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カルシウムパラドックス
私たちの体内で筋肉の収縮が正常に行われる等、身体が正常に機能するためには、血液中のカルシウムは常に一定の濃度に保つ必要があります。 カルシウムの摂取量が不足して、血液中のカルシウム濃度が低下した場合、どのようにして濃度を保つと思いますか?
体内の他で蓄えてあるカルシウム・・・つまり、骨や歯に蓄えているカルシウムを血液に放出することで濃度を保っています。
一時的ではなく、継続してカルシウムが不足している状態が続くと、心臓を含む筋肉が正常に働くよう、骨からにカルシウムが過剰に溶かし出される事態になってしまうんです。
自分自身の骨から溶け出したカルシウムは、体外に排泄されることはありません。
骨や歯から過剰に溶かしだされてしまった一定の濃度以上の(余分な)カルシウムは、血管や細胞などに留まることになります。 余分なカルシウムは、血管内に増えると動脈硬化の原因になったり、 筋肉に増えると高血圧等の原因となります。
このカルシウム不足が原因で、生活習慣病の原因となるメカニズムを「カルシウムパラドックス」と呼んでいます。
カルシウムパラドックスの原因は
カルシウムパラドックス ≠ カルシウムの摂り過ぎ
カルシウムパラドックス = カルシウム摂取不足
なんです。
身体の働きを正常に保つために不可欠な栄養素「カルシウム」
生活習慣病の予防も兼ね、毎日の食事でしっかりと摂取するよう心がけましょう!